モールスの送信機
機械式スイッチ(電鍵)の接点を手動で開閉するものであった。
紙テープを事前に穿孔してそれにより接点を開閉する方式の自動送信機を1846年にベインが発明した。1866年からイギリスのチャールズ・ホイートストンが製作した自動送信機が広く使われた。
1837年にアルフレッド・ヴェイルが発明した、紙テープに電磁石で動かした針の圧力で刻むエンボッシング方式が最初に使われたが、紙の巻き取りなどで鮮明でなくなり判読に苦労するものであった。1854年にトーマス・ジョンがインクで印を付ける方式を考案した。また、1860年代には、紙テープを動かして固定したペンに接触させたり離したりする方式に改良された。
機械式継電器の音で符号を判別する音響受信は最初禁止されていたが、同時筆記が可能なため、のちに広く行われるようになった。
符号化方式
国際モールス符号は短点(・)と長点(?)を組み合わせて、アルファベット・数字・記号を表現する。長点1つは短点3つ分の長さに相当し、各点の間は短点1つ分の間隔をあける。また、文字間隔は短点3つ分、語間隔は短点7つ分あけて区別する。
策定については、標準的な英文におけるアルファベットの出現頻度に応じて符号化されており、よく出現する文字ほど短い符号で表示される。例を挙げると、Eは(・)、Tは(?)とそれぞれ1符号と最短である。逆に使用頻度が少ないと思われるQは(??・?)、Jは(・???)と長い符号が制定されている。
これに対して、和文のモールス符号では出現頻度がまったく考慮されておらず、通信効率に劣ったものとなっている。和文モールス符号で(・)と(?)が意味するのはそれぞれ「ヘ」と「ム」である。これはイロハ順をそのままABCに当て嵌めたためである。
通信速度の表記には、字/分のほか、短点50個分(1ワード)の1分間当たりの出現回数WPM(words per minute)が用いられる。短点50個の基準として『PARIS』の符号を用いることからPARIS速度とも呼ばれる。例えば10WPMは50字/分に相当する。符号の速度が同じであっても、英語の平文では出現頻度の多い文字ほど符号が短いため、実際の文字数は多くなることがある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
モールス信号は電信で用いられている可変長符号化された文字コードです。
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